コントロールパネル(Control Panel)

コントロールパネル(Control Panel)

コントロールパネル(Control Panel)とは

ホスティング(レンタルサーバー)サービスコントロールパネルとは、サーバーを操作するための機能が集約された管理画面のことです。

コントロールパネルでは、ドメイン設定、メールの追加・削除などサーバーそのものの管理機能以外に、サーバー契約の変更や更新・解約などの管理ができる場合もあります。

専用サーバーVPS で、サーバーを操作するための管理者権限(Linux なら root 権限、Windows なら Administrator 権限)が付与されている場合は、コントロールパネルなしでもサーバーは操作できますが、共用サーバーのようにサーバー全体の管理権限がないサービスにおいては必須です。

コントロールパネルは、GUI(Graphical User Interface)により直感的な操作が可能なものが主流になっています。

またコントロールパネルの種類としては、ホスティング会社が独自開発しているものや、市販されているもの、無料配布されているものなどがありますが、無料のコントロールパネルはあまり提供されていません。

レンタルサーバーで利用されているコントロールパネルの種類

Serverzine が選んだ国内の主要ホスティング会社が提供しているホスティングサービス(専用サーバーVPS共用サーバー)では、独自開発のコントロールパネルや Plesk の利用が多いことがわかりました(2017 年 5 月現在)。

コントロールパネルの種類サーバーサービスの種類
共用サーバーVPS専用サーバー
独自開発2299
Plesk4109
cPanel111
Webmin002
その他112
不明825
  • 調査対象のサービスは、共用サーバーが 36、VPS が 21、専用サーバーが 25 です。
  • 複数のコントロールパネルを提供しているサービスがあるため、調査対象とコントロールパネルの数は一致しない場合があります。
コントロールパネル(Control Panel)

コントロールパネルは、ホスティング会社が独自開発したものや Plesk の利用が多い

共用サーバーのコントロールパネル

共用サーバーでは、60% 以上のサービスで、独自開発のコントロールパネルが提供されていますが、その理由として、次の 2 点が考えられます。

  • コントロールパネルの使い勝手が重要であること
  • 価格競争が激しいこと

共用サーバーは、サーバーに詳しくない人達が数多く利用しており、コントロールパネルには、そのような利用者が簡単に扱える利便性の高さが求められます。

独自開発ならコントロールパネルに搭載する機能の選択やデザインもホスティング会社が行えるため、利用者の使い勝手を考慮したものが提供可能です。

価格競争が激しい共用サーバーは、提供価格が安く、利益を出すために数万人以上の利用者を抱えているホスティング会社もあります。

外部企業が開発する有料のコントロールパネルはライセンス費用が必要となるため、サーバーの利用者が多いほど費用負担が増大し、価格競争の面でも不利になりますが、独自開発であれば、そのようなコストは不要です。

ただし独自開発のコントロールパネルは、開発コストやメンテナンスコストが必要になります。

VPS、専用サーバーのコントロールパネル

VPS専用サーバーでは、独自開発のコントロールパネルと、Plesk の提供数がほぼ同数となっており、VPS では 80% 以上、専用サーバーでは 60% 以上のサービスで、そのいずれかが利用されています。

共用サーバーとは異なり、ほとんどの VPS専用サーバーでは、利用者に管理者権限を付与しており、コマンドラインでサーバーを操作する利用者もいるため、コントロールパネルは必須ではありません。

マネージドサービスの中には、サーバー管理をホスティング会社が行い、管理者権限を付与していない場合もあり、そのようなときは、利用者の使い勝手を考えてコントロールパネルを自社開発する意味があります。

しかし純粋にサーバーのリソース(CPU、メモリ、ディスクなど)のみを提供していて、コントロールパネルが利用者にあまり必要とされていないようであれば、開発や保守のコストがかからない有料のコントロールパネルを必要な分だけ提供する方がホスティング会社にとっては合理的といえるでしょう。

有料のコントロールパネルを提供するメリットとデメリット

ホスティング会社にとって、有料のコントロールパネルには次のようなメリットがあります。

  • 購入後、レンタルサーバーサービスの利用者にすぐに提供できる
  • 自社で開発・保守に時間やコストをかけなくてもよい

一方で次のようなデメリットがあります。

  • 使い勝手がよくない部分があっても改善できない(開発元次第)
  • サポート期限が定められている場合がある
  • 導入数が増えるほどにコストが増す

ホスティング会社にとって、有料のコントロールパネルは、すぐにレンタルサーバーの利用者に提供できるというメリットがあります。

しかしコントロールパネルの UI(ユーザーインターフェース)、サポート期限、価格などが変更されても、ホスティング会社はそれを一方的に受け入れなくてはいけません。

結果として、レンタルサーバーの利用者が不便さを感じても改善できなかったり、コントロールパネルの維持費用が上がってしまったりということがありえます。

このように有料のコントロールパネルは、完成度の高いサービスをすぐに利用できるといったメリットがある反面、開発元の方針に逆らえないというデメリットがあります。

レンタルサーバーの利用者は、コントロールパネルがホスティング会社の独自開発か、外部企業の有料サービスかによって、このような違いがあることを覚えておくと、選択が必要になったときに役立つかもしれません。

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