レンタルサーバーのディスクは大容量でも使い切れないことがある

inodeの上限

Linux OS にはファイル数の上限がある

最近では安価な共用サーバーでも大容量ディスクは当たりまえですが、割り当てられたディスク容量を使いたくても使い切れないことがあります。

それは Linux OSinode(アイノード)というデータ構造によって、利用できるファイル数に上限が定められているからです。

提供した専用サーバーのディスク容量を顧客が使い切れなかった

ホスティング会社で営業をしていたときに、顧客から専用サーバーのディスク容量をできるだけ増やして欲しいという要望がありました。

希望に応じて、確か 1.5 TB ぐらいまでディスクを増設したと記憶しています。

ところがサーバーの利用開始後、顧客からディスク容量に空きがあるのに新しいファイルが作れないのは何故かという問い合わせがありました。

エンジニアが確認したところ、Linux OS の inode というデータ構造が原因と判明。

inode には inode 番号、ファイル所有者のユーザー ID やファイルのグループ ID など様々な情報が格納されています。

inode 番号は上限まで達してしまうとディスク容量にいくら余裕があっても、それ以上はファイルが作れません。

その顧客は専用サーバーを再販していて、サーバーの領域を細かく分割して他の利用者に提供していました。

ディスク容量が増えたことによって、作成されるファイル数も膨大になり、inode の制限にかかってしまったというわけです。

結局、顧客にはそのような原因を説明し、ディスク増量分の費用をいただかないということで了解をいただきました。

Linux サーバーにはディスク容量の他に inode の制限がある

私の経験では inode の上限まで達してしまったのは、その顧客だけです。

ただネットで検索してみると、ちらほらと inode の制限にかかってしまったという情報が出てきます。

inode の上限に達したからといって「inode が不足しています」というエラーメッセージがメールされるわけではありません。

ディスクに空きがあるのにファイルが作れない、メールが受信できないというように、不具合の内容からすぐに inode を疑うのが難しいことの方が多そうです。

そのようなトラブルが発生し、中々解決しないときは inode が原因という可能性もあり得るということを頭の片隅に置いておくとよいかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です