大手にはない強みを持つ地方のレンタルサーバーサービス

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地方には大手にはない強みを持つレンタルサーバーサービスがある

大手ホスティング会社のレンタルサーバーサービスは、規模や価格競争力などが強みです。

一方で地方には大手には真似のできない、サービスの手厚さを強みにしているホスティング会社があります。

サーバーのことは詳しくない、自分自身の得意分野に集中するためにサーバーは専門の人に任せたいなどという場合は、大手よりもそのようなサポート力のある地方のホスティング会社を使った方がよい場合もあるでしょう。

大手ホスティング会社のメリットとデメリット

大手ホスティング会社のメリットの 1 つが事業の継続性です。

ホスティング会社も倒産する可能性はあるし、そこまで深刻ではなくとも事業の転換でサービスが終了することはありえます。

サーバーホスティング以外にも様々な事業を手がける大手であれば、仮にホスティング事業で採算が取れていなくてもすぐに破綻する可能性は低く、またサービスを終了させるにしても突然ではなく、ある程度の猶予期間は持たせてくれそうです。

しかし何万、何十万という顧客を管理するためにあらゆるものがシステム化されている大手では、サービスが画一的になりがち。

サービスの品質を保ち、安く提供しようとするためには徹底した効率化が求められ、利用者に対してきめ細やかなサポートを提供をすることは難しくなります。

「大手 A 社はサポートに電話しても中々つながらない!メールの返信に何時間もかかる!」などという不満の声を聞くことがよくありますが、きっとそのサービスは月数百円か数千円程度ではないでしょうか。

困ったときに 24 時間体制ですぐに応じ、あらゆる悩みを解決してくれることを期待しているのだとしたら、その価格では難しいでしょう。

このように大手が提供するホスティング会社には安定感はありますが、手厚いサポートを期待するのは無理があります。

地方に根ざし、手厚いサービスを提供するホスティング会社

インターネット上では大手ホスティング会社が目立ちます。事業規模が大きれば、広告宣伝費も多くなるでしょうから、当然といえるかもしれません。

国内の主要ホスティング会社(Serverzine 調べ)は、ほとんどが東京・大阪などの大都市に本社を構えていますが、地方都市にも優良なホスティング会社はあります。

その中には大手には真似のできない強みを持っているホスティング会社もあり、求めるサービスの内容によっては、そちらを選ぶべきでしょう。

フューチャースピリッツ(京都)

株式会社フューチャースピリッツは、京都に本社があるホスティング会社です。創業が 1996 年となっており、ホスティング会社としては古参になります。

フューチャースピリッツ

本社、ホスティングサービス用のデータセンターとも、所在地は京都リサーチパーク内。

ホスティング会社はデータセンターを所有していると思っている人が多いようですが、データセンターを他の会社から借りていることも珍しくありません(そういうお話をすると驚かれることが多い)。

他社からデータセンターを借りているホスティング会社は、サーバーの設置や保守などのためにできるだけ会社の近くにある施設を選ぶか、常駐スペースが借りられてるところを選びます。

本社所在地とデータセンターが同じ敷地内にある場合、オフィスが一般的な企業よりも安全性が高く、また万が一のときにもすぐにエンジニアがすぐに駆けつけられる場所(敷地や建物)にあることがわかるのです。

フューチャースピリッツではホスティングサービス以外にもメールフォーム作成サービス、CRM、ショッピングカートなどの ASP・SaaS、ウェブサイトやスマートフォンアプリ、Facebook ページなどの制作を行っています。

ウェブ制作者としては競合する部分でもありますが、実際にウェブ制作において何が必要とされるかをわかっている会社が提供しているホスティングサービスは、そのような観点を持たない事業者と比べて、ウェブ制作者の要望や悩みどころを理解しやすいのではないでしょうか。

ホスティングサービスそのものに関してもマネージドの専用サーバーVPSクラウドなど、サーバー周りに詳しくないウェブ制作者にも手厚いサポートが期待できるサービスを提供しています。

FutureWeb PRO/VPS

La Cloud(Amazon Web Services のマネージドクラウドサービス)

他にも中国、マレーシア、タイのレンタルサーバーサービスを提供しており、インバウンド需要を考えてアジア諸国のサーバーにウェブサイトを設置したい場合に利用できそうです。

チロロネット(岡山)

株式会社チロロネットは、岡山に本社があるホスティング会社です。こちらも 1998 年設立の老舗(サーバーホスティングは 1999 年から開始)。

レンタルサーバーのチロロネット

ホスティング事業以外にウェブ制作、システム開発を行っており、クラウドストレージサービスも提供。

専用サーバーサービスは、次の点を 3 大ポイントとして挙げています。


  • 日本全国どこでもお打ち合わせ
  • コストを削減する明瞭会計
  • 24 時間安心の電話サポート

特に目を引くのが「日本全国どこでもお打ち合わせ」ですが、要望を聞いたうえで最適なプランを提案してくれるそうです。ここまでのサービスは大手では聞いたことがありません。

他にもベトナムに子会社を設立し、オフショア開発やホスティングサービスを提供しています。

レンタルサーバーを単なる箱と考えるのは大きな間違い

フューチャースピリッツ、チロロネットとも、サポートの手厚いホスティングサービスは VPS専用サーバー以上で、月額も 2〜4 万円台以上です。

共用サーバーなら 1,000 円以下のサービスも多く、顧客の要件から考えてもそれほど高い性能は必要ない場合も多いかもしれません。

安価なサービスと高めのサービスとの違いが大きく現れる場面の 1 つがサポート範囲や品質です。

24 時間サポートといっても夜間や休日はサーバーの再起動程度しか対応してもらえない場合もありますし、障害の原因がサーバーなのかウェブ上のシステムなのか切り分けが難しいこともあります。

最近のサーバーは故障率も下がっていますが、障害が発生しないわけではなく、またウェブ制作者がこのことを顧客に伝えるのは本当に難しいことです。

ウェブ制作者はサーバー停止のリスクをどうやって顧客に伝えればよいのか

2017.06.20

また顧客からのヒアリングが足りず、サーバーの選定を見誤ってしまうと後から取り返しのつかない状況に陥ることもあります。

ウェブ制作者がレンタルサーバーを選ぶ前に顧客に聞くべきこと

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サーバーを個人向けのパソコンのようなものと考えてしまうと、価格や性能だけが気になってしまうかもしれません。

個人ブログ用で、予期せぬ障害によってサーバーが停止しても大きな問題ではないというならそれでもよいでしょう。

しかし法人顧客向けのサーバーとなると、そういうわけにはいかないはずです。

「月額 1 万円のレンタルサーバーが高すぎる」というのは、個人利用者の感覚といえます。

ウェブサイト構築時のサーバー選定の助言、障害発生時のサポート範囲の広さなど、人的サポートの手厚さとという付加価値を考えれば、月額 2〜4 万円以上という金額は決して法外に高いものではありません。

サーバーにそこまで費用をかけられないようなら、要求に見合った予算になっていないことも考えられます。

サーバーに関して豊富な知識を持ち、選定から構築、障害発生時の対応に至るまで、困ることがないというならばレンタルサーバーを単なる機械と考えて、価格や性能だけで選んでも問題はないでしょう。

そのような能力を持ち合わせていないなら、付加価値の高さでレンタルサーバーサービスを選ぶことを強くおすすめします。

サポートの充実したサービスを提供しているのは今回ご紹介したホスティング会社だけではありません。

ぜひお近くの対応力のあるホスティング会社を探してみてください。

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